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錆発生原因について 錆の発生は腐食性ガスと水分による原因があります。腐食性ガスは金属に対して直接的にインパクトを与え錆を発生させます。例えば硫化水素、塩素などは水分がなくても錆を発生させます。純水では全く錆びを発生させませんが、腐食性ガスや有機物が混入すると錆を発生させます。純水は不純物が無いため絶縁体ですが、大気中の湿気は不純物が混入しており導電体にです。導電体となった水分は金属の表面に付着し、金属の電子を奪い、金属は酸化し水分は還元され、錆を発生します。防錆油も酸化し、最終的にはコンタミ原因物質となります。 ■腐食性ガス 大気中には様々な腐食性ガスが存在します。海上では塩化水素、工場内、火山、温泉などからは硫化水素、工場、自動車などからは窒素酸化物、など。大気中に飛び出したこれらの腐食性ガスは酸性雨となり地表に降り注ぎます。日本の大気中の硫化水素濃度は約7ppbですが新興国,特に中国・上海では800ppb、広州では1500ppbにもなります。大気汚染と錆の原因は密接な関係があります。 インターセプトの防錆方法は油で表面皮膜を形成する一般的な防錆方法と異なり、腐食性ガスを中和環境で酸化を止め、防錆します。フィルムで水分の吸収が不可能なため、基本的に乾燥剤を同梱する必要があります。腐食性ガスの中和と乾燥剤での水分コントロールにより完璧な防錆が可能となります。 ■湿気・結露 湿気は温度変化により結露となりますが、その過程で空気中の腐食性ガスを取り込みます。酸性雨と同じ現象が梱包袋内で起こり、錆の発生を促進させます。この結露が発生する前に腐食性ガスをインターセプトが吸着し、空気中の湿気を乾燥剤で吸着します。 |
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乾燥剤とインターセプトは車の両輪 反応性銅粒子で腐食性ガスを完全に中和し、クレイ系乾燥剤で腐食性ガス、有機物を含んだ水分を吸着することで完璧な防錆が可能となります。LDPEは腐食性ガス、湿気を透過してしまいますが、インターセプトは透過する過程で腐食性ガスをフィルム内で吸着し、中和します。 ■クレイ系乾燥剤について 硅素土を原料とするクレイ系乾燥剤は毛細管現象により水分を吸着します。また、原料が中性(pH7-8)のため、中和環境を作るインターセプトをご使用の際にお勧めします。 ■シリカゲルについて 一般的なシリカゲルは原料が酸性であり、飽和状態に達すると吸湿した水分を一気に吐き出すのでお勧めしません。また、ベル研究所の検査結果ではシリカゲルから析出したカルシウム、シリカなどにより錆の発生も確認されております。 |